不祥事・デマ・事件

【2026年版】サンモニの偏向報道と問題一覧。誤報の訂正から膳場貴子の発言まで

不祥事・デマ・事件
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TBS「サンデーモーニング」では、2026年に入ってから誤報の訂正が相次ぎ、出演者の発言や報じ方への批判も十数件にのぼっています。10月4日の放送では、司会の膳場貴子氏が、アジア大会の柔道で日本選手が中国選手に腕を噛まれた反則について、笑いながら「歯形くっきり」と話したとされています。同じ放送ではリーグ連覇した阪神に「喝」を貼り間違え、簗和生農相の発言を「国会議員の言動としてあり得ない」と批判しました。偏向報道と批判されることの多いサンモニで、2026年に何があったのかを、時系列で整理します。

サンデーモーニングとは、司会とコメンテーター

サンデーモーニングは、TBSが毎週日曜の朝に放送している報道番組です。1987年に始まり、2024年4月に司会が関口宏氏から膳場貴子氏に代わりました。1週間のニュースを振り返り、複数のコメンテーターが意見を述べる構成で、スポーツコーナーの「喝」と「あっぱれ」でも知られています。

項目内容
放送TBS系、毎週日曜の朝
放送開始1987年10月
司会膳場貴子氏(2024年4月〜)。前任は関口宏氏
進行駒田健吾アナウンサー(TBS)
主なコメンテーター青木理氏、松原耕二氏、寺島実郎氏など。回ごとにゲストが加わる

サンモニ2026年の偏向報道・問題一覧

報道や論評で取り上げられた2026年の主な問題を、「訂正・誤り」「批判を集めた発言」「報じ方への批判」の3つに分けて一覧にしました。

サンモニ2026年の問題、3つの区分
訂正・誤り3件
  • 6/28 皇室典範改正案を誤って説明、翌週に口頭で訂正
  • 8/16 ゲストが「北方領土はロシアが領有」、アナが補足
  • 10/4 連覇の阪神に「喝」を貼り間違え
批判を集めた発言9件
  • 5〜10月 膳場貴子氏の発言 7件(政権批判、噛みつき被害への笑いなど)
  • 7/12 高橋純子氏「史上最低最悪」
  • 9/6 安田菜津紀氏「日本に大きな責任」
報じ方への批判4件
  • 1/18 解散報道で「政治空白」を強調
  • 2/8 衆院選の投票日に政権批判の構成
  • 3/16〜 辺野古の転覆事故をほとんど扱わず
  • 6/14 中傷動画疑惑の扱い
※報道、論評をもとに当サイトが作成(2026年10月5日時点)。詳細は下の一覧表

※スマートフォンでは表を横にスクロールできます

放送日区分内容その後
1月18日報じ方衆院解散の報道で、予算の遅れなど「政治空白」への懸念を強調藤原かずえ氏が批判
2月8日報じ方衆院選の投票日に、短期決戦で「政策論議が深まらない」と強調X上で批判。法的には問題ないとの指摘も
3月16日〜報じ方辺野古の抗議船転覆事故(高校生と船長が死亡)の扱いが少ない「4カ月半で2回」と批判。BPOにも放送局全体の報道量への意見
5月10日発言膳場氏「為政者がメディアを介さず発信」X上で賛否
5月17日発言膳場氏「トランプ氏にはしごを外されなければいい」批判とともに、辺野古を扱わないことへの指摘
6月7日発言膳場氏、高市首相の答弁に「ん?秘書がキレたから確認できなかった?」賛否が分かれる
6月14日報じ方高市陣営の中傷動画疑惑を取り上げ、出演者が「選ばれた人の正当性が問われる」立川志らく氏が「証拠は追及する側が出すべき」と皮肉
6月21日発言膳場氏、国旗損壊罪法案に「とても違和感が残る」賛否が真っ二つに
6月28日訂正皇室典範改正案で、結婚後の女性皇族の扱いを誤って説明7月5日に口頭で訂正・謝罪
7月12日発言朝日新聞の高橋純子氏、国会運営を「史上最低最悪」「幼稚な全能感」批判が出る
8月16日誤り加藤登紀子氏「北方領土は現在ロシアが領有」駒田アナがその場で「実効支配」と補足
9月6日発言安田菜津紀氏、ネパールの氷河崩落に日本は「大きな責任」「中国の排出はけた違い」と反論
9月27日発言膳場氏、トランプ政権の記者排除に「報道の自由の侵害…すごいショック」X上で賛否
10月4日発言膳場氏、柔道の噛みつき被害に「歯形くっきり」と笑ったとされるX上で批判
10月4日誤り膳場氏、リーグ連覇の阪神に「喝」を貼り間違えその場で撤回
10月4日発言膳場氏、簗農相の予算カット発言に「国会議員の言動としてあり得ない」―

訂正・誤りが出た放送

皇室典範改正案の誤報、訂正は口頭だけ(6月28日)

6月28日の放送で、サンモニは皇室典範改正案を取り上げました。この中で、結婚した女性皇族は、皇族の戸籍にあたる「皇統譜」から離れ、住民基本台帳法が適用されると伝えました。

正しくは、結婚後も皇室に残る女性皇族は皇統譜から離れず、皇族の身分のまま住民基本台帳法が適用される、という内容でした。翌週の7月5日、膳場氏が切り出し、駒田アナが「訂正しておわびします」と読み上げました。スポーツ報知などが報じています。ただ、訂正は口頭だけでテロップは出なかったとして、ネット上では「視聴者に伝わらない」との指摘も出ました。

加藤登紀子氏「北方領土はロシアが領有」(8月16日)

8月16日の放送では、ゲストの歌手・加藤登紀子氏が、北方領土について「現在ロシアが領有されている」と発言しました。進行の駒田アナがすぐに「正しくは実効支配しているという形です」と補足しています。

北方領土は、日本政府が固有の領土と位置づけ、ロシアが不法に占拠しているとしている地域です。J-CASTニュースの取材に、TBSは「アナウンサーが補足した」と説明しましたが、加藤氏の今後の起用については「出演者の予定についてはお答えしていない」として回答しませんでした。

連覇の阪神に「喝」を貼り間違え(10月4日)

10月4日のスポーツコーナーでは、球団初のリーグ連覇を果たした阪神に対し、ゲストが「あっぱれ」を出したにもかかわらず、膳場氏が「喝」のシールを貼りました。膳場氏は「あ、間違えた」と慌てて撤回しています。膳場氏は2024年10月にも、掛布雅之氏を「元ミスタータイガース」と紹介して阪神ファンから批判を受けたことがあります。

批判を集めた発言

膳場貴子氏の発言

2026年に報道で取り上げられた膳場氏の発言は、次のとおりです。高市政権やトランプ政権に対する発言が中心で、そのたびにX上で賛否が分かれました。

放送日話題発言
5月10日SNSと報道「為政者がメディアを介さず…メディアのありようが今、問われている」
5月17日米中首脳会談「トランプ氏にはしごを外されなければいい」
6月7日高市首相の国会答弁「ん?秘書がキレたから確認できなかった?」
6月21日国旗損壊罪法案「必要性のない法律をつくろうと…」「とても違和感が残る」
9月27日トランプ政権の記者排除「報道の自由の侵害…ここまであからさまに。すごいショック」
10月4日柔道の噛みつき反則「歯形くっきりでしたね」と笑ったとされる
10月4日簗農相の予算カット発言「国会議員の言動としてあり得ない」

政治家の発言を批判すること自体は、報道番組の役割の一つです。ただ、5月10日の「為政者がメディアを介さず発信」という発言には、X上で「メディアを介すと切り取られるから直接発信するのだ」といった反発の声も上がりました。SNSで直接発信する政治家への懸念を示しながら、同じ番組がほとんど扱わなかった話題があることも指摘されています(後述の辺野古の事故)。

膳場貴子氏、噛みつき被害を「歯形くっきり」と笑った(10月4日)

10月1日、愛知・名古屋アジア大会の柔道女子70kg級準々決勝で、中国の唐婧選手が寝技の攻防中に前田凛選手の左腕を噛み、反則負けとなりました。前田選手の腕にはテーピングの上からでも歯形が残り、塚田監督は「流血するんじゃないかっていうぐらい」と話しています。中国国内でも「恥を知れ」と批判の声が上がりました。

この件を扱った10月4日の放送について、膳場氏が「歯形くっきりでしたね」と笑いながら話したとする動画がX上で拡散しました。一方、解説の吉田沙保里氏は真剣に応じていたとされます。この発言は、現時点で大手メディアは報じておらず、X上の動画とまとめサイトで確認できる内容です。

選手がけがを負いかねない反則行為で、被害を受けたのは日本の選手です。それを笑って扱ったとすれば、批判を受けるのは当然でしょう。膳場氏は2024年7月にも、トランプ氏の銃撃事件で「プラスのアピールになりかねない」と発言し、批判を受けています。被害者のいる出来事を軽く扱う場面が繰り返されています。

ゲスト・コメンテーターの発言

高橋純子氏(7月12日):朝日新聞の編集委員の高橋氏は、皇室典範改正案の採決を急いだ国会運営について「史上最低最悪」と述べ、首相を「幼稚な全能感に浸ってとにかく暴走」と批判しました。J-CASTニュースが報じています。

安田菜津紀氏(9月6日):フォトジャーナリストの安田氏は、ネパールで起きた氷河の崩落と土石流について、温室効果ガスの排出国として日本に「大きな責任」があると述べました。SmartFLASHによると、X上では「中国は日本の10倍以上排出している」といった反論が相次ぎました。この災害と気候変動との直接の因果関係は、現時点で特定されていません。

報じ方への批判

辺野古転覆事故の扱いはなぜ少なかったのか(3月16日〜)

3月16日、沖縄県名護市の辺野古沖で、修学旅行中の高校生を乗せた米軍基地建設への抗議船が転覆し、女子生徒と船長の2人が亡くなりました。遺族は学校関係者などを刑事告訴しています。

評論家の藤原かずえ氏は、Hanadaプラスの連載で、サンモニがこの事故を事故後4カ月半の間に2回しか扱わなかったと批判しています。BPO(放送倫理・番組向上機構)にも、4月の時点で「放送局全体で報道する回数が少ないのではないか」という視聴者の意見が寄せられていました。5月17日の放送をめぐっても、ネット上で「辺野古はスルー」との指摘が出ています。

衆院選投票日の放送(2月8日)

衆院選の投票日にあたる2月8日、サンモニは、真冬の短期決戦で「政策論議が深まらない」と問題提起し、降雪による投票率の低下を懸念しました。藤原氏は、政策論議を深めるのはメディアの役割であり、選挙の短さや天候を理由にするのは責任転嫁だと批判しています。X上では「投票日に政権批判をするのは公選法違反ではないか」との声もありましたが、公職選挙法が認める「通常の報道・評論」の範囲にあたり、法的な問題はないとの指摘もあります。

解散報道(1月18日)と中傷動画疑惑(6月14日)

1月18日の放送は、60年で2例目という1月の衆院解散を取り上げ、予算成立の遅れやガソリン税の暫定税率廃止への影響など、「政治空白」への懸念を伝えました。藤原氏は、こうした懸念を強調する報じ方を批判しています。

6月14日には、高市陣営が対立陣営への中傷動画を作成したとされる疑惑を取り上げ、出演者が「選ばれた人の正当性が問われる」と指摘しました。この疑惑をめぐる番組の議論について、落語家の立川志らく氏は自身のYouTubeで、高市氏に「作っていない証拠を出すべき」と求めたコメンテーターに対し、証拠は追及する側が出すべきだと反論しました。

大きく扱った話題、扱いが少なかった話題

繰り返し取り上げた話題
  • 高市首相の国会答弁・国会運営
  • 高市陣営の中傷動画疑惑
  • 国旗損壊罪法案
  • トランプ政権とメディア
  • 簗農相の予算カット発言
扱いが少ないと指摘された話題
  • 辺野古の抗議船転覆事故
  • (事故後4カ月半で2回との指摘)
※報道、論評をもとに当サイトが作成(2026年10月5日時点)

サンモニが偏向報道と言われる3つの理由

2026年のサンモニをめぐる問題を並べると、偏向報道と批判される背景に、次のような傾向が見えてきます。以下は当サイトの見方です。

  • 政権批判は強く、訂正は短い:政権への批判では「史上最低最悪」「あり得ない」と強い言葉が並びます。一方、皇室典範の誤報の訂正は口頭だけで、北方領土の件ではゲストの発言そのものへの説明はありませんでした。
  • 報じる話題の選び方に偏りがある:政権の疑惑や失言は繰り返し取り上げる一方で、反基地運動の抗議船で高校生が亡くなった事故は扱いが少ないと指摘されています。
  • 被害者のいる出来事を軽く扱う:トランプ氏の銃撃事件(2024年)に続き、柔道の噛みつき被害でも、被害を受けた側への配慮を欠いたと受け取られる場面がありました。

放送法を背負う番組として、仕事に誇りを

放送法第4条は、放送局に対して「政治的に公平であること」「報道は事実をまげないですること」「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」を求めています。公共の電波を使う番組である以上、サンモニもこの原則の上に立っています。

しかし2026年のサンモニを振り返ると、政権批判には強い言葉を並べる一方で、誤報の訂正は口頭で短く済ませ、反基地運動の抗議船で高校生が亡くなった事故はほとんど扱いませんでした。当サイトは、こうした話題の選び方と見せ方は、視聴者の印象を一方向に導くものだと考えます。

そうした番組づくりで日曜の朝に溜飲を下げても、それは所詮、作り手の自己満足にすぎません。視聴者が求めているのは、立場の違う意見を並べ、事実を正確に伝え、誤りがあれば同じ重さで正す報道です。サンモニには、反日と言われるような番組ではなく、自分たちの仕事に誇りを持てる報道を届けてほしいと思います。

参考・出典

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